2016年9月12日月曜日

2016 World Championship Series出場チーム紹介 EU編

 2016WCS出場チームの紹介。EU編




G2 Esports
(2016 EU LCS summer playoff優勝によるEU地域第1シード) 

主な戦績

2016 EU LCS summer playoff 優勝(vsSPY 3-1)
2016 EU LCS summer regular season 1位(10-8-0)
2016 Mid-season invitational 5位(2-8 group stage)
2016 EU LCS spring playoff 優勝(vsORG 3-1)
2016 EU LCS spring regular season 1位(15-3)
(LCS EUはsummerよりregular seasonをBO2制に変更)

Starter

※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 EU LCS summer regular seasonとplayoffのstatistics 

チーム情報


 もともとはGamers2と言うチーム名で、EU LoLシーンでは外せない元SK gamingのOceloteが所有するチームです。2016シーズンよりEU LCSに参加したこのチームのデビューは鮮烈なものでした。week3以降は1位をキープし続け、playoffでもEUでも有名なFnaticやOrigenといった強豪チームに勝利し優勝しました。

 しかし、その後招待されたMSIではspring splitで見せた姿ではなく、最下位のチームに勝利するのみで、グループステージを敗退してしまいました。事前の練習不足などが指摘されていましたがそれにしても、あまりに散々なパフォーマンスを見せてしまいEU地域の株を下げる結果となってしまいました。

 summer seasonに入る前にOrigenのbotコンビZeven(Niels),mithyの加入が発表され、summer途中でtop lanerの変更(Kikis→Expect)を行うなど、spring split優勝チームにしては珍しく大きなメンバー変更を行いました。

 それでもEU屈指のbot laneはチームが変わっても安定した力を発揮し、regular seasonを10-8-0。内訳は28-8の80%近い勝率で終えてplayoffも危なげなく優勝。WCS出場権を獲得しました。MSIの汚名返上となるか注目です。

注目選手


Perks(mid)

 xPeke,Froggen,TSM Bjergsen,C9 Jensen,FNC Febiven,多くの偉大なmid lanerを輩出してきたEU。その新たな1人となる可能性があるプレイヤーPerks。デビューした春シーズンには最優秀新人賞を獲得するなど類まれな才能を見せてくれました。
 WCSの舞台で世界トップレベルのmid lanerたちと対峙した時にその才能を発揮し、世界レベルのmid lanerの仲間入りが出来るか注目です。






H2k-Gaming
(Championship points 獲得ポイント1位によるEU地域第2シード)

主な戦績

2016 EU LCS summer playoff 3位(vsUOL 3-1)
2016 EU LCS summer regular season 4位(7-6-5)
2016 EU LCS spring playoff 優勝(vsORG 3-1)
2016 EU LCS spring regular season 2位(14-4)
2015 season world championship group stage(2-4)
(LCS EUはsummerよりregular seasonをBO2制に変更)

Starter

※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 EU LCS summer regular seasonとplayoffのstatistics(FORG1VENは夏途中加入のためgame数が少なくなっています)

チーム情報

  EUの中でも中堅に位置するチーム。主要大会でのタイトル獲得経験がないチームですが、splitを通して安定した成績を残し、シーズン終盤に怪我によるメンバー変更(Freeze→FORG1VEN)があったりと難しいシーズンを過ごしながらも、2年連続でchampionship pont獲得によるWCS出場権獲得になりました。

   昨シーズンのWCSでは運悪くSKT,EDG,2つの優勝候補チームと同じグループとなってしまい、グループリーグ敗退となってしまいました。今年はチーム初のグループリーグ突破となるか、注目です。

注目選手

Ryu(mid)/Jankos(jg)

  RyuはもともとKTRolsterに所属していたLCKプレイヤーでした。Fakerの有名な"Zed vs Zed"のやられてしまった方。2015WCSのグループステージで再戦が実現しましたが、Fakerに軍配。 なにかとRyu faceと揶揄されることの多い彼ですが、今年のWCSでvsFakerが実現し払拭することが出来るか。
 そしてRyuとともにチームの序盤を支え導くjunglerのJankos。"First blood king"の異名を持つ彼の最序盤のjgからのプレッシャーは、swap game(topとbotが入れ替わる戦術)がほぼ見ることがなくなった現在脅威になることでしょう。




 Splyce
(2016 season Europe regional finals優勝によるEU地域第3シード)

主な戦績

2016 Season Europe Regional Finals 優勝(vsUOL 3-2)

2016 EU LCS summer playoff 準優勝(vsG2 1-3)
2016 EU LCS summer regular season 2位(9-6-3)

Starter

 ※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 EU LCS summer regular seasonとplayoff,regional finalsのstatistics


チーム情報

 2016年のsummerよりLCSに参加した新生チーム。そのためsummer split優勝か、Regional finals優勝でしかWCS出場のチャンスが無かったチームは、regular season 2位という好成績を残し、Playoff finalに進出するもG2の前に敗れてしまいました。
 しかし、彼らのシンデレラストーリーは終わりませんでした。summer split 2位によってregional finalへの出場権を得ると決勝のUOL戦で3-2の接戦を制しWCS出場権を獲得しました。

注目選手(?)

YamatoCannon(Head Coach) 

 このとても若いチームの快進撃の要因はヘッドコーチのYamatoCannonによるところが大きいと思います。2015年シーズンより3チームのコーチを経験。4チーム目となったSplyceでsummer seasonのEU最優秀コーチと、WCSへの出場権を獲得。これまでのキャリアで1番のシーズンを過ごしています。チームもそうですが、彼自身もとても若いコーチで今後の活躍も期待されます。

 今回WCSでは難しいグループに入ってしまいましたが、今大会の台風の目になれるかは、彼の手腕にかかってると言えるでしょう。
 

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