2016年9月3日土曜日

2016 World Championship Series出場チーム紹介 China編


2016WCS出場チームの紹介。China編




Edward Gaming
(2016 LPL summer Playoff優勝による中国地域第1シード)

主な戦績
2016 LPL summer Playoffs 優勝
2016 LPL summer regular season group A 1位(16-0)
2016 LPL spring Playoffs 準優勝
2016 LPL spring regular season group B 2位(12-4)
2015 Season World Championship Quarterfinal(vsFNC 0-3)
2014 Season World Championship Quarterfinal(vsSHRoyal 2-3)

Starter

※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 LPL summer regular seasonとplayoffのstatistics

チーム情報

 LPLに参加し始めた2014 LPL spring regular seasonを2位で終えるとそのplayoffで優勝。続くsummerもregular,playoff共に1位。文句なしの成績で2014WCSへの出場権を獲得し、quaterfinal(vsSHRoyal 2-3)まで駒を進めました。その年の暮にDeft(adc、2014WCS semifinalist)とPawN(mid、2014WCS優勝)2人の有名韓国人プレイヤーの加入がアナウンスされました。

 2015 seasonは昨年の勢いそのままに、spring regular season 1位,playoffs優勝。season中盤に行われるWCSの前哨戦とも言われるMSIを優勝(vsSKT 3-2)、summer playoffの優勝こそ逃すも、中国地域の代表として2015WCS出場権を獲得しました。

 多くの有力韓国人プレイヤーが中国のチームに移籍し、「中国でのタイトルを総なめにしてきたEDGを倒すことが出来るチームがいる」と中国地域のチームの層の厚さをうかがえるような、そんなシーズンであり、「2015WCSは中国の年」、とも囁かれていました。

 しかし、そこには意外な結果が待っていました。参加した中国地域3チームのうちグループリーグを突破することが出来たのはEDGのみ、そのEDGもquarter-finalでFNATICに0-3で敗退。多くの有力韓国人プレイヤー(Imp,Acornなど)を擁したLPLのWCSは失敗に終わったと言えます。(このことについての記事があるので参考に→「LPLはなぜ失敗したのか」)

 失意の2015 seasonから年が明け2016 seasonが始まりました。springはRNGの後塵を拝するも、summer seasonからMouseとScoutがstarter(現在のEDGのstarterが揃う)になり、summer regular seasonを無敗の16勝(32-5)で終え、playoffもfinalでRNGを3-0で勝利。春の雪辱を果し、見事LPLチャンピオンとしてWCS出場権を獲得しました。

 過去2度のWCS出場もベスト8止まり。3度目の正直、今年のWCSではそれ以上の成績を残しリベンジすることが出来るか。

注目選手

 Clearlove(jg)/Deft(adc)

 Clearloveはsummerのレギュラーシーズンでは9.34KDA(jg2位は5.09KDA,全体2位は6.25KDA)とたを寄せ付けない高いKDAをマーク。EDG唯一のオリジナルメンバーで、年長者でもあり、WCSは4回目(S2にWEの一員として)。チームの中心プレイヤーと言って良いでしょう。

 Deftは言わずもがな世界屈指のADCプレイヤーです。2015 LPL spring finalsでのプレイ(動画)は多くの人の記憶に残っているのではないでしょうか。彼も2度(2014年はSamsung blue)のWCSに参加するも、どちらも悔しい結果となっています。今回の大会で優勝し世界一のADCの座を物にできるか注目です。






Royal Never Give Up
(Championship Points獲得ポイント1位による中国地域第2シード)

主な戦績


2016 LPL summer Playoffs 準優勝
2016 LPL summer regular season group B 1位(13-3)
2016 Mid-season invitational semifinal (vsSKT 1-3)
2016 LPL spring Playoffs 優勝
2016 LPL spring regular season group B 1位(13-3)

Starter


※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 LPL summer regular seasonとplayoffsのstatistics

チーム情報

 LPLへの参加は2015 LPL summerから。初めてのLPLは9位と振るわず、2016 spring promotionへと進むことになってしまいました。なんとかそこで勝ち進むことができ、2016 seasonもLPLに残れることになりました。その年の末に現在のレギュラーメンバーとなるLooperとMataのほかInsec,NaMeiなどの加入が発表されました。

 新しく加入したLooperとMataがstarterになった2016年は昨シーズンとうってかわって、強豪EDGを相手には一度も負けることなくspring regular seasonを13-3で1位で通過し、勢いそのままにplayoffを優勝。その後のMSIではグループステージを8-2で1位通過。決勝トーナメントではSKTに1-3で敗れはするものの大会を通してまずまずのプレイを見せました。

 MSIが終わると、ADCのUziが加入。(現在のRNGのstarterが揃う)summer regular seasonを1位(13-3)で終えたものの、playoffではRNGらしからぬ低調なパフォーマンスが続き辛うじてfinalに進みましたが、0-3で敗れ準優勝となってしまいました。しかし、春夏のChampionship Pointの合計でWCS出場権を獲得。

 WCSまでの期間で上手く調整し、本来のRNGの姿を見せることができるか。

注目選手

Uzi(adc)

 RNGには3人の2014WCSのfinalistがいます。Looper,MataはSSWの一員として、UziはSHRのADCで、しかも2013のWCSのfinalistでもあります。2年連続のWCS準優勝。彼もまた世界屈指のADCプレイヤーといえるでしょう。2013WCSでのVayneのプレイ(動画)は彼の高いメカニクスを物語っています。
 悲願のWCS優勝を達成することができるでしょうか。








I May
(2016 season China regional finals優勝による中国地域第3シード)

主な戦績

2016 season China regional finals 優勝(vsWE 3-2)
2016 LPL summer Playoffs 3位
2016 LPL summer regular season group B 3位(9-7)


Starter

※上表の太字が選手名(隣は国籍)2016 LPL summer regular season、playoffs、regional finalsのstatistics

チーム情報

 I May前身はEdward EsportsというEDGの2部チームでした。2016春のLPSL(中国2部リーグ)playoffを優勝してLPL summerへの出場権を獲得。チームをI Mayと新たにregular seasonを9-7で3位で通過。playoffの3位決定戦で勝利し、regional finalsの第1シードを獲得。finalではTeamWEとの接戦を制し第3シードとしてWCSへの出場権を獲得しました。
 
 新興チームのため実力は未知数。しかし、中国地域を勝ち上がってくるだけの力はあるはずなので大会のダークホースになるかもしれません。


注目選手

AmazingJ(top)

 regional final WE戦のgame5で見せた逆転のTPイニシエート(動画)など、勝負所を見逃さないプレイはさすがWCS経験者(EDG WCS2015)。ベテランがチームを引っ張りグループリーグ突破となるか。

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